持ち歩くOS
LinuxをUSBメモリにGPTパーティションでインストールして持ち運びのできるOSを作成
2022年7月に正式リリースしたChromeOS Flexを持ち歩くOSとして利用できますがLinuxより制限が多く利用範囲が限定されます
他のPCを借りて利用することを前提としているが、自分専用環境を常に利用できるので他人の環境に影響されない(日本語など)
Windows update等でOSが起動できなくなった場合はUSBを利用してデータ救出にも使える
材料
ハードウェア
WindowsPC(UEFI) または ApplePC
8Gバイト以上のUSBメモリ(インストーラー用)
16Gバイト以上のUSBメモリ(インストール先用)
ソフトウェア
Linuxインストーラー(ダウンロードフラッシュ済み)または
ChromeOS Flexのインストーラー
コツ・ポイント
LinuxをUSBにインストールするにはWindowsPCの方が良い
インストールUSBのパーティションはインストーラーに任せた方が良い、ディストリビューションによってはEFIパーティションのファイル不足でインストールはできるが起動できないケースもある
インストールに使用するPCにはハードディスクがない状態が好ましいが、既にOSがインストールされている場合はインストール先には注意する事
完了後はアッフデートを必ず実行する事
古いPCでGPTパーティションに対応していないMBR(BIOS)では起動しない、MBR用に別途インストールする事
USBメモリではなくポータブルHDDまたはSSDでも利用できるがApplePCでエラーが発生する可能性がある(windowsとappleを区別するタイプで発生)
1つのUSBに複数のLinuxをインストールすることも可能だが、プートローダーの違いで起動できないこともあるため単独インストールにする事
ChromeOS Flexはタブレット的な使い方なら有効ですがLinuxを本格的に利用したデータ救出等には不向きです
作り方(調理時間60分)
ライブUSB起動
特にライブ起動のカスタマイズが必要なければ一番上を起動
ライブ起動後の初期画面
installerをダブルクリックする事でインストール開始
インストール開始
必須ではないがキーボードを日本に変更した方が無難
インストール先の設定
USBに単独インストールするためディスク全面へ自動インストールを指定
インストール先にインストールしたいUSBメモリを指定
インストール先のUSBパーティションをGparted等で事前に作成したかまたはマニュアルで作成する場合はカスタムインストールを指定
ホスト名の設定
ローカル言語とタイムゾーン設定
パスワード設定
利用するユーザーIDとパスワードの指定
rootバスワードの指定
ファイルコピー開始
インストール終了
完了後の最初の起動
4行目以降は内蔵ハードディスクにインストールされているOSを表示
インストーラーはインストールで使用しているPCにある全てのOSが起動できるように自動的に追加する
他のOSを表示しない様にするにはGRUBを修正して起動OS一覧の変更する
WindowsPCで起動
UEFIでUSBを最優先に設定しセキュアブートを無効にして起動する
表示欄のmachineでwindows(lenovo) PCである事が確認できる
ApplePCで起動
起動と同時にoption(alt)を押し続けてUSBのEFI bootを選択して起動
表示欄のmachineでApple PCである事が確認できる
・USBへのインストールが完了したらアップデート後に利用目的に応じたパッケージ(アプリ)をインストールする
・近年はUSBでも高速で安定するSSDタイプが安くなっているのでお勧めで、SATAとNVMeがあり後者が高速ですがUSBタイプに左右される
・ChromeOS FlexはUSBメモリでは安定しないのでSSDタイプを使用する
インストールは以下を参照して下さい
ChromeOS