Pi 4

  • 特徴

  • 利用できるOS

  • 記憶媒体

  • 通信

  • ラズベリーパイ4は5千円以下という低価格でディスクトップ,サーバー,IoTデバイスなど幅広い利用が可能

  • 有線と無線LANの他ブルートゥース,USBポートも4つ搭載しているので拡張性が高い

  • メモリが1G,2G,4G,8Gの3種類用意されているが通常利用であれば4Gで十分、特に沢山のメモリが必要な場合のみ8G

  • Debian,Ubuntu,Arch,CentOS系のそれぞれが用意されいる

  • Raspberry pi OSの64ビット版が2022/01/28よりリリースされて32と64ビット共に利用可能

特徴

  • CPU
    Raspberry Pi 4 Model BのCPUは最新のARM Cortex-A72 動作クロック 1.5GHz

  • RAM
    1GB、2GB、4GB、8GB
    のモデル

  • ビデオ出力・GPU
    搭載GPUは、4Kp@60をサポートし、新たにH.265デコード、OpenGL ES 3.0 ビデオ出力はmicro HDMIが2つ搭載

  • USB
    USB
    2.0 2つ
    USB 3.0 2つ

  • ネットワーク
    Gigabit Ethernet(有線LAN)1000Mbps 無線LAN(WiFi)IEEE 802.11 b/g/n/ac 2.4/5GHz デュアルバンド
    Bluetooth バージョンが5.0

  • 電源入力コネクター
    電源入力コネクター USB type C 電源要件は5V 3.0A

  • ビジネス ユース向けサポート
    Raspberry Pi 4 Model Bの供給継続予定は少なくとも2026年1月まで、 また動作温度範囲の目安が0~50℃

利用できるOS

  1. Raspberry pi OS With Desktop(32bit,64bit)

  2. Ubuntu Desktop

  3. Manjaro KDE

  4. Ubuntu MATE

  5. openSUSE

  6. MXinux

  7. Raspberry pi OS Lite(32bit,64bit)

  8. Ubuntu Server

  9. Manjaro Minimal

Raspberry pi OS With Desktop

  1. 入手は以下より
    https://www.raspberrypi.com/software/operating-systems/
    目的に応じたDesktopを選択

  2. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  3. SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

  4. VNCとXRDPが実行中でもメモリ使用は0.2G以下でディスクも6G程度で非常に安定しており最適なOSです

  5. このOSは32ビットと64ビットの両方が用意されているので特に理由がなければ後者をお勧め

Ubuntu Desktop

  1. 入手は以下より
    https://ubuntu.com/download/raspberry-pi

    Ubuntu
    Desktopを選択

  2. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  3. SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

  4. メモリ使用は1.4Gでディスクも7G程度でWindows10並にメモリを消費して動作が非常に重い

  5. このOSは64ビットであるが通常使用としてはお勧めしない、Ubuntuを好きな人にお勧め

Manjaro KDE

1.入手は以下より
https://manjaro.org/download/#raspberry-pi-4
KDE Plasma
を選択
(他にI3,MATE,Sway,XFCEも利用できる)

2.ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

3.SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

4.メモリ使用は0.6Gでディスクも7G程度でUbuntuに比べれば軽量である

5.このOSは64ビットで多くのディスクトップが用意されておりラズベリーパイ以外にも対応している

Ubuntu MATE

  1. 入手は以下より
    https://ubuntu-mate.org/download/
    Raspberry piを選択
    (32ビットと64ビット
    両方が利用できる)

  2. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  3. SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

  4. メモリ使用は1Gでディスクも9G程度でUbuntuに比べれば軽量であるが結構動作が重い

  5. このOSはUbuntu20.04をベースとしているのでどうしてもメモリ消費が多くて重いのでお好み次第

openSUSE

  1. 最新Tumbleweedと安定Leapの2種類があり以下よりダウンロード
    https://en.opensuse.org/HCL:Raspberry_Pi4

安定しているLeapがお勧めで多くのディスクトップがあるので好みを選択

  1. ダウンロードした.raw.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  2. SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

  3. メモリ使用は0.5Gでディスクも5G程度で2番目に軽量であるが動きがUbuntu並に遅いので個人的にはお勧めしない

  4. このOSはRedhatやCentOSの経験がある方はお勧めでアップデートや日本語化が簡単で初心者には優しい仕組みが多い

MXinux

  1. 入手は以下より
    https://mxlinux.org/blog/mx-fluxbox-raspberry-pi-ragout-now-final/
    https://sourceforge.net/projects/mx-linux/files/Community_Respins/Raspberry%20Pi/選択

  2. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  3. SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

  4. メモリ使用は0.6Gでディスクも5G程度でUbuntuに比べれば軽量でManjaroと同等である

  5. このOSは64ビットであるがコミニュティバージョンでリリースして間もないため日本語化が遅れておりまだ不安定である

Raspberry pi OS Lite

  1. 入手は以下より
    https://www.raspberrypi.com/software/operating-systems/
    目的に応じた
    Lite選択

  2. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  3. SDカードから起動してネットワーク,アップデート,日本語化設定を行う

  4. VNCとXRDPが実行中でもメモリ使用は0.2G以下でディスクも6G程度で非常に安定しており最適なOSです

  5. このOSは32ビットと64ビットの両方が用意されているので特に理由がなければ後者をお勧め

  6. 日本語化するとコンソールが文字化けするので英語のままでSSH接続(日本語を表示)利用良い

Ubuntu Server

  1. 入手は以下より
    https://ubuntu.com/download/raspberry-pi

  2. Ubuntu Serverを選択

  3. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  4. SDカードから起動してネットワーク設定,アップデートを行う

  5. メモリ使用は0.2Gでディスクも3G程度で現時点では64ビットのサーバーとして最適である

  6. 日本語化するとコンソールが文字化けするので英語のままでSSH接続(日本語を表示)利用が良い

Manjaro Minimal

  1. 入手は以下より
    https://manjaro.org/download/#raspberry-pi-4
    Manjaro Minimalを選択

  2. ダウンロードした.img.xzをEtcherなどを使いSDカードに書き込む(インストールは不要)

  3. SDカードから起動してネットワーク設定,アップデートを行う

  4. メモリ使用は0.1Gでディスクも2G程度でUbuntuより軽量である

  5. このOSは64ビットなので安定すればサーバーとして最適になる今後に期待

  6. 日本語化するとコンソールが文字化けするので英語のままでSSH接続(日本語を表示)利用が良い

記憶媒体

・SDカード
・USBメモリ
・USBハードディスク,SSD
・シンクライアントの場合はRaspberry Pi Desktopサーバー

通信

・有線LAN
・無線LAN(WIFI)
・ブルートゥース
・USBLANアダプター
・USBテザリング
・USBLTE ドングル

  • ラズベリーパイはモニターが付属していないため別途モニターを用意する必要があるがリモートディスクトップ(VNC,RDP)またはSSH接続を利用した方が利用しやすく特徴が活かせる

  • 省電力で高耐久なので24時間,365日の稼働にも耐えうるがSDカードは寿命があるので耐久性の高いものか費用は少しかかるがHDDやSSDも利用できる

  • 非常に過酷な環境では記憶媒体を一切利用しないシンクライアントでの利用も可能である

  • Ubuntu 系は安定しているがメモリの消費が大きくラズベリーパイにとっては動作が重すぎるのでRaspberry pi OSが最良で次にManjaroが続きでお好みでUbuntuの順だろう

  • Pi4で利用可能なイメージファイルは以下からダウンロードすることもできます
    OSダウンロード のラズベリーパイ4で利用できるOSを3種類用意しています